妊娠中に仕事がつらくなるとき
妊娠して仕事を続けていると体調の変化だったり、仕事のストレスだったりが原因で、仕事に行くのがつらくなってくる妊婦さんがいます。
仕事を続けるか、辞めるかで、さらに悩みが増えてしまうことになって、ますます体調を崩して仕事がつらくなったきに考えるべきこと、すべきことについて紹介します。
妊娠して仕事を続けていると、仕事がつらくなることが結構あります。つらさの大小はいろいろですが、妊娠する前よりつらく感じる度合いが増す人が多いようです。
つわりで仕事がつらくなる
妊娠初期にやってくるつらい時期は、ズバリ『つわり』の時期です。
吐き気、身体のだるさ、やる気がでない、仕事に集中できないなど、つわりの時期は本当に仕事がつらくなるのです。
つわりの酷さは、人それぞれで軽い人はさほど感じないようですが、酷くなると寝込んでしまう妊婦さんもいます。
つわりは、ある時期を過ぎると嘘のように何でもなくなるので、調子の悪いときは思い切って休みを取るのもありです。ただし、あまりに酷いときは主治医に相談しましょう(^^♪
毎日の通勤がつらくなる
妊娠前は何でもなかった通勤が、お腹の大きさに比例してつらくなってくる妊婦さんも少なくありません。
職場が遠く通勤時間が掛かる人、通勤経路がいつも混んでいる人など、毎日2回ある通勤がつらくなると、仕事は平気でも会社に行けないということになります。
仕事のストレスでつらくなる
それまでこなせた仕事ができなくなったり、仕事に集中できなくなったり、突然の体調不良で休んでみんなに迷惑かけたと悩んだり、仕事や職場でのストレスを抱えている妊婦さんもたくさんいます。
以前の職場で、妊娠したことから軽易な業務へ負担軽減をしてもらった人がいました。それは、各部署への郵便や書類の持ち回り業務で、郵政係のところへ行って郵便物を取り、総務部へ行って書類を取り、それらを午前午後の2回、各部署へ配送するだけの仕事でした。にもかかわらず、彼女は郵便物が重くて持てない、階段を上るのがつらいと言って、結局会社を辞めました。
妊婦さんの体調、個人的な事情はいろいろあって、一概に仕事は続けるべきとか、辞めるべきとは言えませんが、つらい日常をどう乗り切ればいいのか、考え方をしっかり持っておくべきことは大切です。
妊娠中の仕事についての選択肢
仕事がつらくなってきた妊婦さんにはどんな選択肢があるのでしょうか。
大きく分けて考えると、我慢して仕事を続ける、きっぱり仕事を辞める、休暇を活用しながら頑張る･･･という3つの対処法があります。
無理のない程度に仕事を続ける
つらいと感じても、経済的なこと、将来のことを考えると仕事を辞めるわけにはいかないことから、無理ない程度に仕事を続けるのが良いでしょう。
体調や仕事上のストレスなどつらさの原因について、上司と相談してつらさが和らぐ方策を模索してみましょう。
仕事を続けることで、収入も減らないし、育休が終われば職場復帰も果たせます。
とにかく産休に入る前まで頑張れば、出産、産後、育児休暇で、子育てに専念し、その後の職場復帰するにせよ、しないにせよ、いろいろ考える時間もできるし、準備もできます。
有給を使って休みを取る
体調的に職場へ行けない、仕事ができないようなら、有給休暇を使って一時的に身体を楽にしてあげるのも良いでしょう。
有給休暇の残りがない人は問題外ですが、余裕がある人は適宜有給休暇を取って、身体の負担を抑えながら仕事を続けましょう。
思い切って仕事を辞める
身体的、精神的な限界に近づいているなら、仕事を辞めるというのもありです。
子供を産むこと、育てることを考えると、無理して仕事を続けて身体を壊したり、赤ちゃんに影響が出たりしないようにすることの方が大切です。
仕事を辞めて、子供が小さいうちは子育てに専念するのも良いでしょう。
何と言っても毎日大きくなっていく赤ちゃんと一緒に過ごす時間はとても貴重で、大きくなってからでは味わえない可愛さ、いとしさがあるものです!!
また、仕事については、子供が大きくなってからでも再開できるものです。
妊婦で仕事がつらくなったらすべきこと
1. 赤ちゃんのことが一番大事なので、つらい状況を家族や主治医と相談しましょう。
2. 有給休暇を活用しながら、無理しない範疇で仕事を続けて様子をみるか、仕事を辞めるか決めましょう。
仕事は家でできる在宅ワークも最近はかなり充実しているので、身体に負担を掛けずにできる仕事があるものです。
在宅ワークに慣れてくれば、子育てしながら家で働けるようになるので、そういうワークスタイルについても妊娠中にチャレンジしてみるのはありだと思います。