妊娠期は感情的、また身体的にも敏感な時期で、軽労働やストレスの少ない仕事が理想です。
重労働、立ち仕事、または精神的に負担の大きい業務は避け、体調を最優先に考えることが重要です。
ここでは、妊娠中でも取り組める職種についての体験談を交えて紹介します。
妊娠中の職場環境・仕事の選び方
妊娠を機に職場環境・仕事を変更することや、場合によっては退職を選ぶ方もいます。しかし、安定期には自由な時間が増えるため、少し働くことも可能です。
産前産後の長期休暇を考慮し、適度な負担の仕事を選び、通勤時間も考慮して、無理なく続けられる職場・仕事を見つけましょう。
短期的な仕事選び
短期派遣は期間限定の職業を求める人に適した選択肢です。
妊娠中に短期で働きたい場合、派遣会社を利用して希望に合った仕事を見つけることができます。再就職時にも同様のサポートを受けることが可能です。
妊婦の派遣登録はできないと考えている人もいるようですが、そんなことはありません。テンプスタッフなどの大手派遣会社の登録面談を予約して、面談時に自分の状況や希望をしっかり説明すれば、良い短期派遣先を紹介してもらえるでしょう。
在宅での仕事選び
オンライン業務やリモートワークの発展・普及に伴い、家からでも仕事が可能な世の中になりました。
いわゆる、在宅ワークと呼ばれるタイプの仕事です。
など、様々な在宅勤務が可能です。
専門サイトを活用して、自分に合った仕事を見つけましょう。
妊娠期には自宅にいる時間が増えるため、その空き時間を活用して在宅ワークで収入を得ることが可能です。
自分のスキルや趣味を活かして、自宅から簡単にできる仕事がたくさんあって、パソコンやスマートフォン、インターネット接続を利用して、一定のノルマや初期投資なしに、都合の良い時間に作業を行うことができます。
このため、妊娠中に在宅でできる仕事を探している人にとって、非常に便利でストレスフリーな選択肢となります。
趣味を生かした仕事
特技や趣味を生かした仕事も良い選択肢です。
美容師、ネイルアーティスト、手作りアクセサリーの販売など、趣味を仕事に変えることで、自宅でも外でも活動が可能です。在宅でのハンドメイドはオンラインマーケットを通じて販売も可能です。
得意とすることや大好きな趣味を生かしたものを商品として売りたいなら、ネットを通じて簡単に取引できる方法があります。
妊娠中の働き方の注意点
妊娠中に働く時には、次の3点にはしっかり注意する必要があります。
- 無理は禁物です。
- 重いものを持つなどの肉体労働は避けましょう。
- 扶養範囲内での収入を心がけることが重要です。
これらの点を考慮し、健康を最優先に働く環境を選びましょう。
妊娠中の仕事選びの体験者の声
それでは、妊娠中に仕事選びを経験した人たちの代表的な声を紹介します。
フルタイムから短時間勤務に移行した人
現在は産休中ですが、妊娠が判明してからは週4日の短時間勤務に切り替えました。看護師として働いていた私は、妊娠中期から勤務時間を短縮し、31週で休職に入りました。復職を前提に、業務内容の調整と周囲のサポートを得て、無理なく勤めることができました。
公的な求職支援サービスの利用
妊娠中の仕事探しには、ハローワークを利用しました。
公的な支援を受けることで安心して活動できます。ハローワークの専用アプリから求人を検索し、紹介状をもらって直接応募する流れでした。特に、保育園付きの正社員の求人を見つけるのに役立ちました。
短期間のアルバイト業務
コールセンターでの短期アルバイトも経験しました。妊娠していることを予め伝え、主に座り作業を行うため、体への負担も少なく安心して働けました。座りっぱなしは体への負担が大きいため、状況を説明して職場に配慮を依頼しました。
在宅での内職
自宅でパソコンを用いたデータ入力作業をしています。物理的な負担が少なく、妊娠中の体調変化にも柔軟に対応できるため、無理なく続けることができました。
また、自宅作業の場合は時間の融通が利くため、同時に新商品などのレビューをする在宅ワークも行いました。サイトへ登録して、興味ある商品を選んで使ってみた感想やレビューをすればいい仕事(覆面調査)なので、片手間でもOKでした。
その他の仕事
- 配布業務の仕事
- 郵便局での仕事
妊娠中にポスティングのアルバイトを経験しました。自分のペースで作業できるため、比較的容易に取り組めますが、多く歩くため体調や天候に左右されやすいです。無理のないように自己管理を徹底しました。
妊娠中は郵便局で仕分け作業を行っていました。短期間の契約で1日3時間の勤務で、比較的軽い作業でした。郵便局では特に繁忙期に短期アルバイトを多く募集しており、妊娠中でも無理なく働ける職種があります。
妊娠中のパート選択は慎重に!
妊娠中は体力が思いのほか早く消耗し、健康管理が非常に重要です。
仕事選びは、自身の体調と安全を考慮し、無理のない範囲で取り組むことが大切です。定期的な健診を受けながら、適切な職務を選んでください。
妊婦の仕事選び